赤ちゃんが生まれたら、出生届・健康保険・児童手当・子ども医療費助成を並行して進めます。出生届は国内出生なら生まれた日を含め14日以内、児童手当は出生翌日から15日以内が大切です。保険の書類やマイナンバーカードの到着を待って、ほかの申請まで遅らせないでください。
この記事では、日本国内で出産した家庭向けに、手続きの期限と確認先を整理します。届出人・申請先・必要書類は家庭の状況でも異なるため、出産前に自治体と勤務先の案内をそろえておきましょう。制度の確認日:2026年9月19日。
出生後にする4つの手続き|期限・提出先の一覧
| 手続き | 期限・進め方 | 主な提出先 |
|---|---|---|
| 出生届 | 国内出生は出生の日から14日以内 | 子の出生地・本籍地、届出人の所在地の市区町村など |
| 健康保険の加入 | 出生後速やかに。協会けんぽの被扶養者届は事実発生から5日以内、国保の届出は原則14日以内 | 勤務先・加入保険者、または住所地の国保窓口 |
| 児童手当 | 出生翌日から15日以内。出生届とは別の申請 | 現住所の市区町村。公務員は原則勤務先 |
| 子ども医療費助成 | 自治体ごとの期限を確認し早めに申請 | 住所地の自治体の担当窓口 |
すべてを順番に終えてから次へ進む必要はありません。保険加入の連絡と児童手当の申請準備などは同時に進められます。書類が不足するときも、まず期限までの申請方法を担当窓口に確認してください。
1.出生届|出生証明書と届出人を確認
産院で作成される出生証明書が付いた届書に、必要事項を記入します。子の名前の表記と読み方、父母の情報などを確認し、届出人本人が署名します。窓口へ持参する人と法律上の届出人は同じとは限らないため、代理で持参する場合は自治体の案内を確認しましょう。
母子健康手帳など持参物、休日・夜間窓口でできる範囲、里帰り先に提出する際の扱いは提出先へ確認します。国外出生は期限や国籍留保の手続きが異なるため、この一覧をそのまま当てはめないでください。法務省:出生届
2.健康保険|加入と受診に使う書類をそろえる
勤務先の健康保険に加入している家庭は、人事に「子が生まれたので被扶養者の手続きをしたい」と連絡します。父母どちらの保険に入れるかは、収入や加入先の認定ルールを確認してください。国民健康保険には会社の健康保険のような扶養制度はなく、子も加入の届出が必要です。
協会けんぽの手続きは日本年金機構の被扶養者届の案内を確認。国保は住所地の窓口に確認します(自治体の案内例:横浜市の国保の届出)。健康保険組合などでは提出方法が異なることがあります。
マイナ保険証・資格確認書・資格情報のお知らせの違い
受診時の資格確認には、原則としてマイナ保険証または資格確認書を使います。「資格情報のお知らせ」は資格確認書とは別で、それだけでは受診できません。赤ちゃんのカードがまだなくても、資格確認書などの交付と、届くまでに受診するときの対応を保険者・医療機関へ確認できます。
カードの交付を待って必要な受診を遅らせないでください。いったん立て替えた場合の手続きに備え、領収書などを保管します。厚生労働省:資格確認方法
3.児童手当|高校生年代までが対象
児童手当は、現在は0歳から18歳になった後の最初の3月31日までの子を養育する方が対象です。「中学生まで」という以前の説明は2024年10月の拡充で変わっています。
月額は3歳未満が原則15,000円、3歳以上の高校生年代までが10,000円、第3子以降は30,000円です。第何子と数えるかには兄姉等の年齢・養育状況の条件があります。所得制限は撤廃されていますが、受給者の認定と申請は必要です。
原則は申請した月の翌月分から支給。月末近くの出生で申請が翌月になる場合も、出生翌日から15日以内なら特例があります。出生届を出しただけでは完了しません。里帰り中も現住所の自治体へ申請し、公務員は勤務先に確認します。こども家庭庁:児童手当制度のご案内
請求者名義の口座、本人確認、番号確認など、必要なものを申請先の一覧でそろえましょう。番号通知や不足書類が届かない場合は、後日提出などの扱いを窓口に確認してください。
4.子ども医療費助成|医療証を待たず申請条件を確認
子ども医療費助成の対象年齢・自己負担・所得要件・申請期限・助成開始日は自治体ごとに異なります。健康保険への加入とは別の制度なので、両方の手続きが必要です。
- 保険資格を示す情報がまだ届かない場合、先に申請できるか
- 医療証の交付前や里帰り先で受診した場合の払い戻し方法
- 申請に使う領収書・診療明細書と申請期限
- 入院時の食事代など、助成の対象外となる費用
自治体の公式サイトで「子ども医療費助成」を調べ、確認した内容をメモしておくと受診時に慌てにくくなります。
赤ちゃんのマイナンバーとカード申請は別
住民票が作られる赤ちゃんにはマイナンバーが付与されます。一方、マイナンバーカードの取得は申請が必要です。出生届と同時にカードを申請する仕組みがあり、申請時に1歳未満なら顔写真なしのカードとなります。交付までの日数や送付先は申請状況により異なるため、自治体に確認しましょう。マイナンバーカード総合サイト:出生届との同時申請
手続き漏れを防ぐ共有メモ
- 手続き名/期限/窓口・連絡先
- 必要書類/不足しているもの/確認した担当者
- 提出日/受付番号/追加提出の期限
- 資格確認書・医療証などの到着確認
パパが担当する場合も、名前や申請内容など本人の意思が必要な事項は確認し、調査・記入準備・提出・到着管理まで引き受けると負担を減らせます。妊婦支援給付、出産育児一時金、勤務先の給付、自治体の出生連絡票も別に確認しましょう。退院前後の生活準備は退院日の準備チェックリスト、会社への連絡は育休の申出手順とメール文例にまとめています。

