忙しいパパでもできる「たった5秒の声かけの積み重ね」赤ちゃんは会話できなくても、ちゃんと聞いている

「まだ会話もできない赤ちゃんに、何を話したらいいか分からない」
「一人で赤ちゃんに話しかけるの、なんか照れる」

そんなふうに感じているパパは、かなり多いと思います。

でも実は、言葉の意味が分からない時期の赤ちゃんにこそ、
パパの声かけはとても大きな意味を持ちます。

ここでは、

・赤ちゃんへの声かけがなぜ大事なのか
・パパあるあるの悩みと、その乗り越え方
・忙しくても続けやすい「5秒の声かけ」具体例
・習慣化のちょっとしたコツ

を、パパ目線でまとめます。

目次

会話できない赤ちゃんに、声かけは本当に必要?

「どうせ意味分かってないでしょ?」
「話しかけても、反応がないから虚しくなる」

そう思ってしまう気持ちも、よく分かります。

でも、赤ちゃんは

・声のトーン
・話すスピード
・空気感

を、ちゃんと全身で感じ取っています。

パパがよく話しかけている家は、

・声に聞き慣れているから、パパの抱っこで落ち着きやすい
・泣いたときにも、「この人は自分を安心させてくれる人」として認識されやすい

そんな土台が少しずつ育っていきます。

言葉の意味はまだでも、
「この声=安心」「この声=落ち着く」
というパターンを、毎日の声かけの積み重ねで作っていくイメージ
です。

パパの「何を話したらいいか分からない」あるある

赤ちゃんへの声かけが苦手なパパの、よくある本音はこんな感じです。

・大人相手の会話ならいくらでもできるけど、赤ちゃん相手だと急に何を話せばいいか分からない
・反応が薄いから、自分だけ一人でしゃべってる感じがして恥ずかしい
・「変なこと言ったらどうしよう」と考えてしまう
・大人が赤ちゃんに声かけしている様子がイメージできない

結論から言うと、
赤ちゃんへの声かけは「立派なことを言う必要」はまったくありません。

・今しているお世話の実況
・そのときの自分の気持ち
・赤ちゃんの様子のナレーション

これだけで十分です。

たった5秒でできる、赤ちゃんへの声かけ例

ここからは、シーン別にすぐ使える声かけ例を出していきます。

文章そのまま読むだけでもいいですし、
自分の言葉に少し変えてももちろんOKです。

おむつ替えのとき

・「おしっこしたね。おむつ替えるよ〜」
・「うんちたくさん出たね。すっきりしたねえらいね〜」
・「足ピーンってなってるね!きれいきれいにするよ」

ポイントは、
今やっていることを実況するだけでいい、ということです。

ミルク・授乳のとき

・「お腹すいてたね。いっぱい飲んでいいよ」
・「ゴクゴク飲めててすごいね!」
・「眠くなってきた?○○はかわいいね〜」

「かわいい」「すごい」「えらい」を、
そのまま口に出すだけでも十分です。

寝かしつけのとき

・「今日も一日たのしかったね、おやすみ」
・「世界で一番大好きだよ」
・「いい夢見られますように。パパはここにいるからね」

長いセリフはいりません。
パターンを一つ決めておいて、毎日同じでも大丈夫です。

泣いているとき

・「びっくりしたね」「さみしくなっちゃったね」「怖かったのかな」
・「大丈夫、大丈夫。パパここにいるよ」
・「よしよし。よく泣いて教えてくれたね」

泣いていることを否定せず、
「気持ちを代弁する」「そばにいる」と伝えると、
赤ちゃんは少しずつ落ち着いていきます。

パパが出かける前・帰ってきたとき

・「パパお仕事行ってくるね」
・「ただいま。一緒にお風呂はいろうね」
・「ただいま。パパ頑張ってきたよ。○○は楽しかった?」

赤ちゃんは意味まで理解していなくても、
声のトーンや笑顔で「帰ってきた」「この人がパパ」と少しずつ結びついていきます。

何を話すかより、「声をかけること」そのものが大事

パパが気にしてしまいがちなポイントは、

「変なこと言ってないかな」
「もっと意味のあることを話したほうがいい?」

というところかもしれません。

でも赤ちゃん期は、

・ことばの内容
 よりも
・話しかける頻度と、雰囲気

のほうがはるかに大事です。

むしろ、同じ言葉を繰り返すくらいでちょうどいいくらいです。

・「おむつ替えようね」
・「きれいきれいしようね」
・「お腹いっぱいだね」
・「よく寝たね」

こうした短いフレーズを、
生活のいろんな場面にセットでくっつけてあげるイメージです。

恥ずかしさを乗り越える小さなコツ

「分かっていても、やっぱり照れる」というパパのために、
少し楽になるコツをいくつか。

  1. 一人のときから練習する
     ママがいないタイミング(お風呂上がり、寝かしつけなど)に、
     短い言葉から始めてみると、他人の目が気になりにくくなります。
  2. 最初は「実況」だけでOKと決める
     「今からおむつ替えるよ」
     「右足あげまーす」
     「お尻ふきでふきふきします」
     自分の動きを読み上げるだけなら、ハードルが一気に下がります。
  3. 決まったセリフを3つだけ作る
     朝・帰宅・寝る前に言う一言を、それぞれ1つずつ決めてしまう。
     まずはこの3つだけ、毎日言うことを目標にしてみると続けやすくなります。
  4. 「完璧を目指さない」と最初から決める
     疲れて何も言えない日があってもOK。
     やる気が出る日だけ、ちょっとがんばるくらいの気持ちで大丈夫です。

ママにとっても、パパの声かけは支えになる

赤ちゃんへの声かけは、実はママの心も支えています。

・「パパもちゃんとこの子のことを見てくれているんだ」と伝わる
・夜や日中のお世話を、一人で抱え込んでいる感じが薄れる
・赤ちゃんとパパの関係が育っていくのを見て、ママも安心する

「何を手伝えばいいか分からない」と悩むパパこそ、
まずは声かけから始めるのがおすすめです。

抱っこしながら、
おむつを替えながら、
ほんの5秒でできることだからこそ、
忙しいパパでも少しずつ積み重ねていけます。

まとめ:5秒の声かけが、後から効いてくる

赤ちゃんへの声かけは、
その場で大きなリアクションが返ってくることは少ないかもしれません。

でも、

・泣いたときにパパの声で落ち着く
・パパが帰ってきたときにニコッと笑う
・成長してからも、「なんとなくパパが好き」という感覚が育っている

そんな形で、後からじわじわ効いてきます。

今日からできるのは、
難しい会話ではなく、たった一つの短いフレーズです。

「今日もだいすきだよ」
「パパはいつも味方だよ」

まずは一言、一日のどこかで一度だけ、赤ちゃんに向けて言ってみてください。

その5秒の積み重ねが、
パパと赤ちゃんの関係を、確実にあたためていきます。

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