産後パパのやることリスト【出産前〜退院まで】
「何かしたいけど、何をすればいいのか分からない」
「病院に行ったら、とりあえず立ってるだけになりそう…」
出産前〜退院までの数日は、パパにとっても初めてのことだらけです。
でも、事前にやることを時系列で押さえておけば、かなり動きやすくなります。
ここでは、
- 出産前の準備
- 入院中にパパが動くこと
- 退院当日までのチェックポイント
を「いつ・何をすればいいか」が分かるように整理します。
全体の流れをざっくり掴んでおく
まずは、パパが動くタイミングを3つに分けて考えます。
- 出産前
- 入院〜出産〜入院中
- 退院当日〜自宅に戻るまで
この3フェーズごとに、「最低限これだけ押さえておけばOK」という形でチェックリスト化していきます。
フェーズ1:出産前の準備リスト
1)病院・連絡まわりの準備
- 産院の名前・住所・電話番号をスマホに登録しておく
- 深夜・早朝でも行ける交通手段を確認
- 自家用車なら駐車場の有無
- タクシー会社の電話番号
- 陣痛が始まったら、誰に連絡するか決めておく
- 自分の親、義両親
- 上の子の預け先がある場合はその連絡先
2)持ち物・荷物の準備
【ママの入院バッグ(ママと相談しながら確認!)】
- 母子手帳、マイナンバーカード、診察券
- 入院書類、同意書類
- 着替え(前開きパジャマ)
- 洗面用具、スキンケア、リップクリーム
- 産褥ショーツ、ナプキン
- スマホの充電器
【パパの持ち物】
- スマホのモバイルバッテリー
- 小銭・現金(自販機・タクシー・駐車場用)
- 着替え(立ち会いが長引く場合用)
- 軽食・飲み物
持ち物を指定されたり、用意してもらえたり…
「自分たちは何を用意するか」は病院ごとにかなり違うので、事前に産院の案内を一緒に確認しておくのがおすすめです。
3)お金と手続きの準備
- 出産費用の目安と、支払い方法(現金かカードか)を把握
- 会社への連絡フローを確認
- 妻の出産時に休む場合、有給か特別休暇か
- 誰に、どのタイミングで連絡するか
ここまでを、パパが主導で「リスト化」しておくと、いざという時あわてずに動けます。
フェーズ2:入院〜出産〜入院中にパパが動くこと
出産当日にやること
- 病院までの移動手段を確保して、できるだけ落ち着いて運転・同行
- 病院での手続き(受付・書類提出)を率先して行う
- 医師や助産師さんの説明を一緒に聞き、ママが聞き逃した部分をフォロー
立ち会いの場合は、
- 長丁場になる心づもりをしておく
- 水分や軽食、タオル、うちわ、テニスボールなどを準備してママをサポート
- 痛みに耐えている最中に、むやみに話しかけすぎない
「何かしなきゃ」と焦るよりも、
ママの様子を見ながら「してほしそうなこと」を一つずつこなしていくイメージが大事です。
出産直後にやること
- ママと赤ちゃんの無事を確認したら、
- 両親・義両親など最低限の人に報告(誰にどこまで伝えるかは事前に夫婦で決めておく)
- ママの様子を見て、必要であれば飲み物や軽食を用意
- 記念撮影
- ママに感謝の言葉を伝える
命懸けで出産してくれたママに感謝を伝え、一緒に感動を味わってください。
そして「冷静に段取りを回すこと」もお忘れなく。
入院中にパパがやること
【病院で】
- 面会に行く前に、必要なものがないかママに確認
- 着替え、飲み物、おやつ、授乳ブラ、充電器など
- 面会時間に合わせて、無理のない頻度で顔を出す
- 毎日長時間いるより、「短くても来てくれる」ほうがママは安心することもある
【家で】
- 自宅の片付けや掃除をしておく(最低限、リビングと寝室)
- ゴミ捨て、洗濯、食器洗いなどを済ませておき、「いつでも赤ちゃんを迎えられる状態」に整える
- 上の子がいる場合は、できる限りパパがメインで見る
入院中は、「病院でママと赤ちゃんを支える自分」と「家を整える自分」の二役だと思っておくと、やることが見えやすくなります。
フェーズ3:退院当日〜自宅に戻るまでのチェックリスト
退院当日の流れ
- 退院時間を事前に確認しておく
- 会計のタイミングと支払い方法を再確認
- ベビーシート(チャイルドシート)をあらかじめ車に設置しておく
- 荷物が多くなるので、大きめのバッグやエコバッグを用意
退院時は、ママも赤ちゃんもまだまだ不安定な状態です。
- 病院から家までの移動は、できるだけ揺らさない・時間をかけすぎない
- 自宅に着いたらすぐ横になれるよう、布団やベッドを整えておく
ここまでを、事前に一度イメージしておくとバタバタしにくくなります。
自宅に着いた「その日」にパパがすること
- 荷物の片付けはパパがメインで行う
- ママには、できるだけすぐ休んでもらう
- その日の食事は、惣菜・宅配・出前などをフル活用して「作らない」前提で考える
「今日くらいはちゃんと料理を…」と頑張るより、
「今日はママが休める日」に全振りするのがおすすめです。
チェックリストは紙やPDFにしておくと便利
ここまでの内容を、パパ用のチェックリストとして紙やメモにまとめておくと、
- 陣痛が来て慌てたときも、見ながら動ける
- やることを一つずつ消していけるので、不安が減る
- 産院や両親学級に参加できなかったパパでもキャッチアップしやすい
というメリットがあります。
まとめ:完璧じゃなくていい、「動く気があるパパ」になれば十分
出産前〜退院までの数日は、パパも緊張します。
- 何をしたらいいか分からない
- 何か忘れていないか不安になる
でも、完璧にできなくても大丈夫です。
大事なのは、
- 事前にある程度の流れとチェックリストを頭に入れておくこと
- 当日は、ママと赤ちゃんを優先して、できることから淡々と動くこと
この2つです。
「立ち会いをする」「感動の瞬間に居合わせる」だけがパパの役割ではありません。
その前後で、ママと赤ちゃんが少しでも安心して過ごせるように動くことこそが、パパにしかできない大事な仕事です。
