3歳のごっこ遊びでは、パパが筋書きを完成させるより、子どもの設定を聞き、短い一言で参加するところから始めると遊びが続けやすくなります。本物そっくりの道具や、正しい手順をそろえる必要はありません。
「これ、お店ね」と言われて何をすればよいか迷ったら、「僕はお客さんでいい?」と聞いてみましょう。話す量や遊び方には違いがあり、ごっこ遊びを好まない日があっても問題ありません。

まずは役割を一つもらう
子どもが店員なら、パパはお客さん。子どもがお医者さんなら、パパは患者さんなど、始めは一つの役で参加します。「次はどうするの?」と聞き続けると子どもが説明係になるので、様子を見ながら小さく反応してください。
例えば「りんごを一つください」「ありがとう、おいしそう」と一往復できれば十分です。途中で役が変わっても、物語の矛盾を直すより、本人が楽しんでいる流れに合わせます。
お店屋さんごっこ:数のテストにしない
対象年齢に合う大きな食べ物のおもちゃ、かご、布などを使います。お金の代わりにカードを渡すまねだけでも遊べます。硬貨や小さな部品を持ち込まず、小さなきょうだいがいる場合も誤飲を防げる道具を選びましょう。
「これは何個?色は何色?」と質問を続けるより、「こっちもおいしそう」「今日は何がおすすめ?」とやり取りを楽しみます。正解を言わせる時間にせず、分からなければパパが言葉を添える程度にします。
お医者さんごっこ:嫌がる触れ方をしない
ぬいぐるみを患者役にすれば、体に触れずに診察のまねを楽しめます。実際の薬、注射針、医療器具は使いません。おもちゃでも口や耳、鼻へ入れる遊びは避け、嫌がる相手へ無理に触れないルールにします。
「診てもいいですか」「終わりましたよ」と声をかける役をパパが示してみましょう。受診への不安がある子に無理に遊ばせたり、実際の処置が痛くないと約束したりする必要はありません。
おうちごっこ:家事を性別で決めない
料理する人、片付ける人、赤ちゃんの世話をする人など、役割は自由に交代します。「パパ役だから仕事、ママ役だから料理」と固定せず、日頃パパがしている家事も遊びに登場させてみましょう。
ままごとのコンロを触ることと、本物のコンロに近づくことは別です。実際の調理場や熱い飲み物を遊びに使わず、安全な場所で楽しんでください。
忙しい日でも参加しやすい3つの工夫
- 最初に「今は少し遊べる。終わったら夕食を作る」と大人の予定を短く伝える。
- 道具を増やしすぎず、出し入れしやすいかご一つにまとめる。
- 終わるときは「お店を閉めます」「また来ます」と遊びの中で区切りをつくる。
長時間付き合えなかったことを埋め合わせようと、毎回新しい玩具を買う必要はありません。子どもが決めたことを一つ受け取り、やり取りできる時間をつくってみましょう。
いつも同じ筋書きでもよい?
本人が楽しんでいれば、同じ遊びを繰り返してもかまいません。変化を加えるなら、「今日は持ち帰りにしてもいい?」など一つだけ提案し、嫌がれば元の遊びに戻します。
参考:こども家庭庁「トライ!保育」。本記事は家庭での遊びの提案であり、発達を判定するチェックリストではありません。
