祖父母に抱っこしてもらった途端に泣いたり、初めて会う人をじっと見つめたり。赤ちゃんの人見知りには個人差があります。その場で慣れさせることより、安心できる人のそばで相手や場所に慣れる時間を取ることから始めてみましょう。
人見知りは「育て方が悪い」と決めつけなくていい
英国の公的医療サービスNHSは、生後6か月から3歳ごろの子どもに、見慣れない人への不安や保護者と離れる不安がよく見られると説明しています。ただし、始まる時期や強さ、落ち着く時期は一人ひとり違います。泣いた回数で社交性や親子関係を評価する必要はありません。
人見知りと、いつも一緒にいる人と離れることへの不安は重なることもあります。「誰に会うときか」「眠い時間ではないか」「抱っこを交代した直後か」を見ると、その日の過ごし方を考えやすくなります。
祖父母と会う日は、抱っこを急がない
- 到着後は、慣れた保護者が抱っこしたまま部屋を見せる。
- 大人同士で普通に話し、赤ちゃんへの一斉の声かけを控える。
- 少し離れたところからおもちゃや絵本を見せる。
- 赤ちゃんの様子を見て近づき、嫌がれば距離を戻す。
「せっかく来たのに」と抱っこを続けるより、今回は同じ部屋で過ごせたら十分と考える方が、次に会う予定も立てやすくなります。パパ側の祖父母には、パパから事前に「今は人見知りがあるので、最初は抱っこせず様子を見よう」と伝えておくと、ママが毎回説明する負担を減らせます。
外出は、長く頑張るより帰れる予定にする
初めての場所では、食事や昼寝の時間と重ならない短い予定から試すのも一案です。目的を一つにし、泣き続けたら静かな場所へ移動できるか、途中で帰れるかを先に確認します。予定を取りやめても練習の失敗ではありません。
家族が離れる練習をする場合は、慣れた人に短時間お願いするところから。姿を消して反応を試すのではなく、年齢に合った短い言葉で行き先や戻ることを伝えます。泣かないことだけを目標にせず、預かる人も落ち着いて関われる条件を整えましょう。
パパにできる、当日の役割
- 訪問先に、今の人見知りの様子と滞在予定を連絡する。
- 移動、荷物、帰宅判断を担当し、抱っこしている人を一人で対応させない。
- 「慣れさせないからだ」などと言われたら、親の方針を自分から説明する。
- 帰宅後は反省会にせず、落ち着けた場所や時間を次の予定に生かす。
よくある疑問
ほとんど人見知りをしなくても問題ありませんか?
反応には幅があります。人見知りの有無だけで発達や愛着を判断せず、気になることは健診で普段の様子と一緒に相談してください。
いつ相談すればよいですか?
強い不安が長く続く、日常生活が大きく制限される、保護者が疲れ切っている場合は、乳幼児健診や保健師、小児科へ。時期が来れば必ず自然に解決すると抱え込まなくて大丈夫です。
参考資料
Separation anxiety(NHS)。確認:2026年10月2日。対面の手順は家庭で試すための編集部の提案です。写真はAI生成のイメージです。

