北海道の産後ケアは、施設の場所だけで選ばず、住民登録のある市町村の助成条件から確認することが大切です。札幌市・旭川市・函館市では、利用料金だけでなく、宿泊・通所・訪問を合算する範囲や申込先も異なります。
この記事は3市の比較例です。北海道内すべての市町村を網羅した一覧ではありません。情報確認日:2026年9月20日。写真はシリーズ共通のAI生成イメージで、実際の施設・利用者ではありません。
まずは「休みたい・相談したい・家事を頼みたい」を分ける
産後ケアでは、助産師等による母子の体調確認、授乳や育児の相談、休息の支援などを受けられます。宿泊型は泊まって支援を受ける形、通所・日帰り型は施設へ出向く形、訪問型は自宅へ来てもらう形です。対応内容は自治体と施設で確認してください。
「掃除や食事作りをお願いしたい」「上の子を預けたい」場合は、その希望も窓口に伝えましょう。産後ケアに家事代行やきょうだいの預かりが含まれるとは限りません。本人が望む支援を聞いてから制度を探すと、申請のやり直しを減らせます。
札幌市・旭川市・函館市の産後ケアを比較
以下は原則として一般世帯・単胎の料金例です。減免、多胎、食事代、施設の追加サービスは別に確認してください。表は横にスクロールできます。
| 自治体・公式情報 | 対象期間 | 料金の例 | 利用上限 |
|---|---|---|---|
| 札幌市 | 宿泊・日帰りは生後6か月未満、訪問は生後1年未満 | 宿泊1泊7,500円/日帰り1日2,500円/訪問1回2,500円 | 宿泊・日帰り合計7日以内。1泊2日は2日扱い。訪問は別に6回以内 |
| 旭川市 | 産後1年未満で体調不良や育児不安等がある母子 | 宿泊1泊2日3,000円/日帰り1日1,000円/訪問1回1,000円。宿泊・日帰りの食事代は別 | 3種類を合わせて原則7日以内。1泊2日は2日扱い |
| 函館市 | 市に住民票がある産後1年以内の母子。施設ごとに月齢制限あり | 宿泊1泊2日7,200円/通所3時間1,200円・6時間2,400円/訪問約2時間1,600円 | 宿泊6泊7日まで。通所・訪問は合わせて7日まで |
札幌市:妊娠中の利用申請と、出産後の予約は別
札幌市は「テオテ産後ケア」で利用申請・予約を行います。妊娠28週から申請でき、市の承認後に施設を登録して予約する流れです。妊娠中の予約はできません。承認前に利用すると助成が適用されず、全額自己負担になるため、空き枠だけを先に押さえようとしないでください。
訪問型は施設によって対応エリアが限られます。自宅まで来てもらえるかを確認しましょう。キャンセルは前営業日(平日)の午前10時までが案内されています。育児中は予定が変わりやすいため、締切を夫婦のカレンダーに入れておくと安心です。出典:札幌市の申込方法・注意事項。
旭川市:食事代と里帰り時の訪問型を確認
旭川市は宿泊・日帰り・訪問のすべてを同じ7日枠で数えます。たとえば宿泊1泊2日を使えば2日分になるため、退所後の訪問相談も希望するなら、使い方を先に考えておきましょう。宿泊と日帰りは表の料金に食事代が加わります。
市町村民税非課税世帯・生活保護世帯の免除には、減額申請書などの事前提出が必要です。また、出産のために旭川市へ里帰りし、出産後も連続して市内に居住しているなどの条件を満たす場合、訪問型を利用できると案内しています。市外在住だからと諦めず、条件と手続きを市へ確認してください。出典:旭川市の料金・里帰り利用案内。
函館市:通所の時間区分と事前申請を確認
函館市の通所型には3時間と6時間の料金区分があります。相談だけを希望するのか、休息の時間も取りたいのかを伝えて、利用先と内容を相談しましょう。通所と訪問は合算の上限なので、それぞれ7日ずつ使えるという意味ではありません。
利用前にマザーズ・サポート・ステーションへ相談・申請します。市公式LINEからの申請も案内されています。生活保護世帯・市民税非課税世帯の利用料免除には証明書類が必要です。出典:函館市の産後ケア事業(同市の情報を編集・整理)。
パパが担当できる申請前の確認メモ
- 希望を聞く:「眠る時間がほしい」「授乳を相談したい」など、ママ本人が望む支援を確認する。
- 住民登録と滞在先を伝える:里帰りや転居予定がある場合は、利用日にどの制度の対象になるかを窓口へ確認する。
- 対象月齢・空き・総額を確認する:利用日に月齢上限を超えないか、食事や追加費用を含めていくらかかるかを整理する。
- 申請と予約を分担する:本人の面談や同意が必要な部分を確認し、パパは書類準備、送迎、上の子の世話を引き受ける。
- 期限を共有する:申請日、利用日、キャンセル期限、必要書類の保管場所を共有する。
移動時間が長い場合は、送迎や授乳の予定も含めて無理のない利用先を検討しましょう。訪問型を希望するときは訪問エリアの確認が先です。家族の調整には週1回10分の夫婦の作戦会議も使えます。
よくある質問
北海道内なら、どの市の安い料金でも利用できますか?
市町村の助成は、それぞれ対象者と委託施設が決まっています。他市の料金が自動で適用されるわけではありません。住民登録のある自治体に相談し、里帰り先で利用する場合は両方の窓口に確認してください。
この記事にない町や村は制度がないのですか?
掲載していないことは、制度がないことを意味しません。お住まいの市町村の母子保健担当・こども家庭センターへ「産後ケアを利用したい」と伝え、契約施設、訪問の可否、助成の申請手順を聞いてください。
父親だけで手続きを進めても大丈夫ですか?
調査や書類の準備は分担できますが、本人の希望・同意や面談を必要とする場合があります。先に予約を決めてしまわず、本人と窓口に確認しながら進めましょう。
料金・対象・施設の受入条件は変更される場合があります。本文の各市公式案内で、利用日時点の条件をご確認ください。

