沖縄県で産後ケアを利用するには、住民票のある市町村で対象条件と申請方法を確認し、承認後の案内に沿って施設を予約しましょう。同じ施設でも、お住まいの自治体によって自己負担や利用回数が違います。
この記事では那覇市・南風原町・豊見城市を例に、手続きと費用をまとめます。県内すべての市町村を同じ条件で利用できるわけではありません。離島を含め、ほかの地域の窓口は沖縄県の産後ケア事業案内にある市町村別リンクから確認できます。
情報確認日:2026年9月20日。写真はAI生成イメージで、実際の施設・利用者ではありません。
沖縄県内3自治体の産後ケアを比較
| 自治体・公式案内 | 対象・費用の特徴 | 申請と予約 |
|---|---|---|
| 那覇市 | 市に住民票があり、退院後にケアが必要な産後1年以内の母子。訪問・通所・宿泊の料金は公式チラシで確認。 | まず市へオンラインまたは紙で申請。決定通知書と親子健康手帳を利用時に提示。 |
| 南風原町 | 町内に住所がある産後1年未満の母子。全型合計最大5回、うち宿泊は2回まで。料金は施設別。 | 電子申請後、通知発送まで約2週間。承認通知書が届いてから予約。 |
| 豊見城市 | 市に住民票がある産後1年までの母子等。全型7回、宿泊上限2回。最初の5回は訪問・通所0円、宿泊1泊2日1,800円。食事代別。 | 市公式LINEで申請→審査・承認→施設を予約。利用者証のLINE画面を提示。 |
いずれも赤ちゃんだけの預かりや一般的な家事代行とは異なります。本人が休息したいのか、授乳を相談したいのか、育児を一緒に練習したいのかを整理して問い合わせると、希望に合う利用方法を相談しやすくなります。
那覇市|決定通知書を受け取る日数を確保する
那覇市は利用前に市への申請が必要です。オンラインの場合は利用者登録を行い、申請後の決定通知書はおおむね5日、紙の場合は1週間程度が目安です。オンラインでは登録メールに交付の案内が届くので、送信しただけで終わりにせず、通知書の確認まで進めてください。
利用時は決定通知書と親子健康手帳を施設に提示し、利用日・ケアの方法・施設の記録と押印を依頼します。料金は公式ページの最新チラシで希望する施設・利用形態に合わせて確認します。転入などで市が非課税を確認できない場合は、証明書等の提出も必要です。
利用前日・当日のキャンセルや無断キャンセル、途中での中断は、利用したものとみなされ、全額自己負担となる案内があります。パパは予定変更が分かった段階で施設へ連絡する役割を担当しましょう。上の子の預かりや、赤ちゃんを預けての外出には対応していないため、別の家族対応も準備します。相談窓口は098-863-0777です。
南風原町|承認通知が届いてから予約、施設ごとの条件を確認
南風原町は電子申請から承認・不承認通知の発送まで約2週間かかります。町から内容確認の電話や面談がある場合もあります。承認通知書が手元に届いてから施設へ予約するため、希望日の直前まで申請を後回しにしないことが大切です。
宿泊・通所・訪問を組み合わせて最大5回、宿泊はそのうち2回までで、1泊2日を1回と数えます。通所は3時間または6時間、6時間利用は1食付きです。たとえば糸数病院は宿泊3,000円、通所6時間1,000円・3時間0円で、産後4か月未満が受入れ条件です。施設によって料金・月齢・出産施設の条件が異なるので、この例を県内共通の料金とは考えないでください。
非課税世帯・生活保護世帯は利用料金の自己負担がありませんが、転入等で町が税情報を確認できない場合は証明書等が必要です。キャンセル・変更は前々日までの連絡が必要と案内されています。期限と受入月齢を、承認通知と一緒にメモしておきましょう。
豊見城市|最初の5回と6・7回目で料金が変わる
豊見城市では2026年4月から市公式LINEで申請できます。審査・承認後にLINEで手続き完了の案内が届き、その後に施設を予約します。承認通知書は後日郵送され、利用時はLINEの産後ケア利用者証を提示します。
利用は合計7回で、宿泊は上限2回、1泊2日を1回と数えます。最初の5回は訪問・通所が0円、宿泊が1,800円です。6・7回目は訪問1,440円、通所3時間1,200円・6時間2,400円、宿泊4,300円となります。食事代は別途自己負担です。市民税非課税世帯・生活保護世帯の利用料金は免除されます。
2025年度に紙で申請して利用し、引き続き利用したい方は、LINEでの再申請が必要です。キャンセル期限は訪問が前日まで、通所・宿泊は2日前まで。当日の体調不良によるキャンセルも同じ扱いと案内されています。パパは回数の記録、食事代を含む総額、変更連絡の期限を共有しておきましょう。
離島や里帰り先で使いたい場合の相談
県が施設一覧を公開していても、全施設をすべての住民が同じ条件で利用できるわけではありません。島外への移動や里帰り先での利用を考えている場合は、住所地の担当窓口に、希望施設・利用日・移動予定を伝え、委託先かどうかと申請手順を確認してください。交通費・宿泊の前後泊費まで助成されるとは限りません。
本人の体調や希望を優先し、移動が負担になりそうなときは訪問型や近隣で受けられる支援も相談します。パパが送迎だけでなく帰宅後の食事・洗濯を引き受けると、ケアで休めた時間を日常につなげやすくなります。
パパが進める、申請前の5つの確認
- 本人の希望:休息、授乳相談、育児の練習など、ママが受けたい支援を聞く。
- 対象条件:住民登録、利用日の月齢、里帰り・転居予定、施設の受入条件を窓口に伝える。
- 申請の順序:事前承認、利用票、面談が必要かを確認してから予約する。
- 総額と持ち物:減免後の金額、食事代、追加料金、キャンセル期限、必要な券や手帳を整理する。
- 当日の分担:送迎、上の子の世話、家の食事や洗濯まで引き受け、利用後も休めるようにする。
「調べておいたよ」と情報だけを渡して終わらず、本人の同意や面談が必要な部分を確認しながら、書類整理や日程調整を分担しましょう。話し合いには週1回10分の夫婦の作戦会議も使えます。
よくある質問
近隣の市町村の安い料金で利用できますか?
助成する自治体と施設の所在地は別です。住民登録のある自治体の対象者・委託先・申請条件で確認します。里帰り先での利用を希望する場合も、予約や支払いの前に窓口へ相談してください。
この記事に載っていない市町村は制度がありませんか?
掲載の有無は制度の有無を示していません。お住まいの市町村の母子保健担当・こども家庭センターに「産後ケアを利用したい」と相談し、対象月齢、利用先、自己負担、予約手順を確認してください。
訪問型なら掃除や料理もお願いできますか?
産後ケアの訪問は助産師等によるケアや育児相談が中心です。家事支援や子どもの預かりを希望する場合は、その希望を窓口に伝え、ヘルパー・一時預かりなど別の制度も確認しましょう。
出典は各比較表・本文の自治体公式リンクです。施設の受入状況や料金は変わる場合があります。申込前に利用日時点の条件をご確認ください。

