赤ちゃん返りへのパパのフォローは、上の子を「お兄ちゃん・お姉ちゃんらしく」させることより、甘えられる安心をつくることです。上の子と過ごす時間に加え、パパが赤ちゃんのお世話や家事を担当して、ママと上の子が向き合う時間もつくりましょう。
ただし、赤ちゃんをたたくなど危険な行動は止めます。気持ちは受け止め、行動の安全な限界は大人が守る。その両方が大切です。
赤ちゃん返りとは?よく見られる様子
下の子の誕生などの変化に伴い、抱っこを強く求める、できていた着替えや食事を手伝ってほしがるなど、以前より幼い様子を見せることを一般に赤ちゃん返りと呼びます。野田市の子育て相談でも、赤ちゃんを迎えることによる生活や家族関係の変化が背景として説明されています。
現れ方や期間は子どもごとに違い、きょうだいが生まれた子すべてに起こるわけではありません。大人から見ると困る甘えでも、「自分にも目を向けてほしい」という気持ちを伝えている場合があります。
パパが最初に変えたい声かけ
| 言いがちな言葉 | 言い換えの例 |
|---|---|
| もうお兄ちゃんでしょ | 抱っこしてほしかったんだね |
| 自分でできるのに、なんで? | 今日は手伝ってほしいんだね。どこから一緒にする? |
| 赤ちゃんがいるから我慢して | 今はおむつを替えるね。終わったら一緒に本を選ぼう |
| 赤ちゃんに優しくしなさい! | たたくのは止めるよ。嫌だったことはパパに教えてね |
これは家庭で使うための会話例です。毎回上手に言えなくても、落ち着いてから言い直せます。できない約束を重ねるより、短くても実行できる予定を伝えましょう。
「パパは上の子担当」だけで終わらない
パパとの散歩や遊びは、上の子と関係を深めるよい機会です。一方で、いつも上の子をママから離す形になると、本人が求める時間とずれることもあります。深谷市の子育て相談でも、父親が赤ちゃんの世話や家事を担い、母親と上の子が接する時間を確保する考え方が紹介されています。
授乳など交代できない時間もありますが、授乳後の抱っこ、おむつ替え、食事の支度や片付けなら担当できます。ママの回復や希望も聞きながら、夫婦の担当を固定しすぎないようにしましょう。
家庭で試しやすい分担例
- 夕食の片付けと赤ちゃんの見守りをパパが担当し、上の子がママに絵本を選ぶ。
- 朝の着替えはパパが一緒に行い、できた部分を具体的に言葉にする。
- 寝る前に、上の子が話したいことを大人がスマホを置いて聞く。
- 赤ちゃんのお世話を手伝うかどうかは、上の子自身が選べるようにする。
「上の子の時間を毎日必ず何分」とノルマにする必要はありません。大切なのは、短い関わりでも本人に向き合うことと、約束したらできる範囲で実行することです。
赤ちゃんをたたく・押すときはどうする?
まず大人が間に入り、赤ちゃんを安全な場所へ移すなどして、けがを防ぎます。「たたくのは止めるよ」と短く伝え、落ち着いてから上の子の気持ちを聞きます。気持ちを認めることは、危険な行動を許すことではありません。
きょうだいだけに見守りを任せたり、「優しくしてね」と言って大人が離れたりしないでください。上の子に赤ちゃんの安全を背負わせず、大人が見守れる環境を整えます。
いつまで続く?相談したいときの目安
「何週間で終わる」とは一律に言えません。家庭だけで抱えきれない、親が怒りを抑えられずつらい、生活への支障が大きいときは、保健師、子育て支援窓口、園の先生などへ早めに相談してかまいません。
また、急に歩けなくなった、反応が乏しい、言葉など身につけていた力が失われた、発熱や痛みがあるといった変化は、「赤ちゃん返りだろう」で済ませず小児科へ相談してください。ぐったりして反応がないなど緊急の症状がある場合は119番です。
パパ自身にも休息は必要です。いら立ちが強いときは子どもの安全を確保し、別の大人に交代を頼みます。つらさをママ一人に戻さず、使える支援を一緒に探しましょう。
よくある疑問
甘えに応えると、ずっと自分でしなくなる?
甘えを受け止めることと、全部を代わりに続けることは同じではありません。手伝ってほしい気持ちを認めつつ、「靴下は一緒に、靴は自分で試す?」など選べる形を試しましょう。
上の子をいつも最優先にすべき?
赤ちゃんの安全や必要なお世話、ママの体調を犠牲にしてまで順番を固定する必要はありません。すぐ応じられないときにも気持ちを言葉で受け止め、対応できるタイミングを伝えることができます。
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情報確認:2026年9月20日。アイキャッチはAI生成イメージです。

