初めての留守番は、授乳・おむつ・睡眠・連絡先を共有し、担当する人が普段の世話を実際に経験してから始めると準備しやすくなります。外出する人が全てを整えて帰宅後に片付ける形にせず、留守番する人が準備から引き受けましょう。
「何時間なら大丈夫」という一律の答えはありません。赤ちゃんの月齢や体調、授乳方法、家族の予定に合わせ、無理のない時間から相談して決めます。

留守番前に一緒に確認する5項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 授乳・食事 | 普段の方法、直近の時刻、保管・調乳・廃棄の手順 |
| おむつ・着替え | 置き場所、汚れた物の処理、補充の場所 |
| 睡眠 | 安全な寝床、普段の眠そうなサイン |
| 体調 | 最近の変化、医療者からの指示、薬の有無 |
| 連絡 | 外出先、連絡できない時間、医療機関・相談先 |
母子健康手帳、お薬手帳、受診に必要な資格確認手段などの置き場所も共有します。薬がある場合は名前・量・時刻を指示どおり確認し、「たぶんまだ飲んでいない」で追加しないようにします。
授乳方法は本人の希望と赤ちゃんの状況を優先する
留守番のために、急に授乳方法を変える必要はありません。搾乳や育児用ミルクを使う場合も、赤ちゃんが飲めるか、必要な準備を誰がするかを事前に相談してください。保管・解凍・調乳は医療者や製品の案内に従い、自己流で薄めたり作り置きを増やしたりしないようにします。
外出する人に搾乳の負担が集中する場合は、外出時間や他の家事の分担も調整します。関連:授乳前後にパパが引き受けられること。
寝かしつけより先に、安全な寝床を用意する
1歳未満の赤ちゃんは、医学的な指示がある場合を除き、寝かせ始めはあおむけにします。体が沈まない硬めで平坦な寝床を使い、枕、ぬいぐるみ、柔らかい物などを周囲に置かないことが基本です。抱っこしたままソファで一緒に寝落ちしないよう、眠くなったら寝床へ移し、必要なら交代を頼みます。
安全な睡眠についてはこども家庭庁の案内も家族で確認してください。眠らせるために寝床を傾けたり、柔らかい物を足したりしないようにしましょう。
泣いたときは「すぐ止める」より、順に確認する
授乳のタイミング、おむつ、暑さ寒さ、服の締め付け、体調などを確認します。抱っこや声かけでもすぐに泣きやまないことはあります。強く揺さぶったり、口をふさいだりしてはいけません。
気持ちが限界に近づいたら、赤ちゃんを安全な寝床に寝かせ、短く離れて落ち着き、様子を確認します。一人で抱えず、家族や相談先へ連絡してください。こども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない」にも対応が紹介されています。
連絡する基準を、出発前にそろえる
- 通常の共有:授乳、睡眠、おむつなどをまとめて記録する。
- 相談が必要:準備した授乳方法で飲めない、判断に迷う変化がある。
- 医療相談:飲みが悪い、いつもと様子が違うなど体調が心配。
- 緊急:呼吸が苦しい、反応がないなどの場合は119番を優先する。
緊急時は外出中の相手の返信を待たず対応します。判断に迷うときの連絡先は、地域・時間帯を確認したうえで子どもの体調不良の相談先を準備しておきましょう。
帰宅後は、片付けと次回の改善まで担当する
使った哺乳用品、洗濯物、補充が必要なおむつなどを確認し、元の場所へ戻します。「全部できた」と報告するより、「何時に飲んだ」「ここで困った」「次はこう準備する」と共有すると、次の留守番に役立ちます。
引き継ぎメモは「授乳時刻/おむつ/睡眠/体調の変化/次に必要なこと」の5項目で十分です。外出する側が常に指示を出さなくても回るよう、留守番する側から分からない点を事前に確認していきましょう。
情報確認:2026年9月。
