1歳の室内遊びは、難しい課題を教えるより、子どもが興味を向けた動きを一緒に楽しむところから始められます。入れる、出す、まねる、ページをめくるなど、身近な動きが遊びになります。
同じ1歳でも、座る・歩く・手を使う様子や好みはさまざまです。下の遊びを全部できる必要はありません。対象年齢に合う道具を選び、子どもの様子に合わせて一つ試してみましょう。

遊ぶ前に、床と手の届く範囲を確認
大人が床に座って、硬貨、ボタン電池、小さなおもちゃの部品、コードなどがないか確認します。遊具の近くに踏み台になる物を置かず、窓や階段への動線も見直してください。安全な玩具でも、壊れて部品が外れていないかを確認します。
「少しの間なら」と子どもだけにせず、遊ぶ担当は近くで見守ります。途中で家事や電話が必要になったら、もう一人へ明確に交代を伝えます。
1.大きな布の積み木を、置く・倒す
対象年齢に合った柔らかい積み木を数個用意します。パパが低く積み、子どもが触って倒したら「倒れたね」と一緒に反応します。積むことに興味がなくても、握ったり並べたりして楽しめれば十分です。
高く積ませる競争にせず、口に入れようとしたときの状態や、縫い目・中身の飛び出しにも注意してください。
2.大きな物を、浅いかごへ入れる・出す
小さな部品のない年齢相応の玩具と、安定した浅いかごを使います。「ここに入れられるかな」と一度見せたら、次は子どもがどうするか待ちます。全部出すことを繰り返しても、それを遊びとして受け止めてみましょう。
袋、ひも、ふたで挟む容器は使わず、かごのささくれや割れも事前に確認します。片付けまで遊びにするなら、最後にパパが一つ入れて誘う程度から始めます。
3.手拍子とまねっこ
顔を見ながら、パパがゆっくり手をたたく、手を振るなど簡単な動きを見せます。まねをしなくても、見たり笑ったりしたらその反応に返します。子どもの動きをパパがまねする番にしても楽しめます。
反応を引き出そうと急に大きな音を立てたり、強く体を揺さぶったりしないでください。
4.短い絵本を、好きなページから
丈夫で扱いやすい絵本を選び、子どもが見ている絵を一緒に眺めます。最初から最後まで読まなくても、「犬がいたね」「赤いね」と言葉を添えられます。ページを戻しても、同じ所を繰り返してもかまいません。
5.大きく柔らかいボールを転がす
座って安定して遊べる子なら、平らで障害物のない床で、対象年齢に合った大きな柔らかいボールをゆっくり転がします。投げ返すことを求めず、触る、追いかける、見る反応に合わせます。階段や家具の角に向かって転がさないようにしましょう。
遊びを切り上げる目安
目をそらす、別の物へ移る、眠そう、嫌がるなどの様子があれば休憩します。「あと何分やれば発達によい」と時間を固定する必要はありません。短くても、パパが子どもの反応に気づけた時間を大切にしましょう。
同じ遊びばかりでもよい?
無理に次々変えなくて大丈夫です。本人が楽しんでいる範囲で、道具を一つ減らす、並べ方を変えるなど小さな変化を試せます。発達に心配がある場合は、遊びの達成数で自己判断せず健診や地域の相談窓口で相談してください。
遊びの考え方の参考:こども家庭庁「トライ!保育」。本記事の遊び方は家庭向けの提案です。関連記事:パパと赤ちゃんの留守番準備。
