神奈川県の産後ケアは、市ごとに対象月齢・料金・予約の順番が異なります。横浜市と川崎市は市への申請・承認後に予約しますが、相模原市は実施施設と日程を調整し、利用日に申請書を施設へ提出する流れです。
この記事は横浜市・川崎市・相模原市の比較例で、県内全市町村の網羅一覧ではありません。ママの希望するケアを聞き、パパが具体的な準備を進めるためにまとめました。
情報確認日:2026年9月20日。写真はAI生成イメージで、実際の施設・利用者ではありません。
3市の対象月齢・料金を比較
料金は主な一般世帯の母子1組分です。川崎市・相模原市は利用回数によって金額が変わるため、残りの減免枠も確認してください。表は横にスクロールできます。
| 自治体・公式案内 | 対象月齢の目安 | 宿泊1泊2日 | 日帰り・訪問 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 宿泊4か月未満、通い6か月未満、訪問1年未満 | 6,000円 | 通い2,400円/日、訪問1,500円/回 |
| 川崎市 | 宿泊4か月未満、日帰り・訪問1歳未満。施設別条件あり | 基本15,000円。2日とも減免枠があれば10,000円 | 基本料金はロング7,500円、ショート4,000円、訪問5,000円/回 |
| 相模原市 | 1歳の誕生日の前日まで | 初日~5日目は1日2,500円(1泊2日5,000円) | 初回~5回目は通所1,000円、訪問1,500円/回 |
横浜市:2026年10月から予約方法が変わる
横浜市の訪問は約90分、通い型は昼食付きの8時間、宿泊は原則1泊2日から利用する仕組みです。宿泊は月齢に加えて、産後の心身の不調や育児不安があることが条件です。
妊娠28週から申請でき、審査は10営業日程度が目安です。利用予約は出産後から可能です。2026年9月30日までの予約は電話、10月1日以降の予約は「テオテ産後ケア」へ移行します。「利用する日」だけで判断せず、予約手続きをする日を確認しましょう。
過去の利用者も改めて手続きが必要です。10月1日以降は、ショートステイの利用承認があればデイケア・訪問型も利用できますが、デイケア・訪問型だけの承認ではショートステイは利用できません。詳細は最新の市の案内で確認してください。横浜市の申請・予約方法変更
川崎市:基本料金と最大5回の減免を分けて確認
川崎市では、非課税世帯・生活保護世帯以外も、母親1人につき最大5回まで2,500円の減免があります。宿泊は日ごとに数えるため、残りの減免枠が2日分あれば、1泊2日の基本15,000円から5,000円を引いて10,000円になります。6回目以降は基本料金です。
全種別を合わせて、子ども1人につき7回(日)以内です。市民税非課税世帯・生活保護世帯は別の減免区分で、証明書も必要です。施設によって受入月齢や、その施設で出産した人に限るなどの条件があるため、一覧表も確認しましょう。
妊娠32週からe-KAWASAKIで申請でき、約10日で承認通知が届く流れです。通知を保存してから実施施設へ予約します。申請せずに利用した分を、後からさかのぼって補助申請することはできません。川崎市の料金・減免・申請方法
相模原市:施設への日程相談と利用証の準備
相模原市は、市に住民登録があり産後ケアを必要とする母子が対象です。妊娠28週以降に実施施設へ日程を相談でき、利用日に施設へ申請書を提出します。母子健康手帳別冊の産後ケア事業利用証も用意しましょう。転入した場合などは子育て支援センター窓口で確認できます。
利用は宿泊・通所・訪問を合算して7日(回)以内、多胎産婦は14日(回)以内です。6日目・6回目以降は、宿泊1日5,000円、通所1回2,000円、訪問1回3,000円となります。市県民税非課税世帯は上記料金の半額、生活保護受給者は免除ですが、証明書の準備が必要です。
通所と訪問は1回2時間以内です。「日帰りだから半日ずっと休める」と思い込まず、実際の時間や預かりの内容を施設と確認してください。相模原市の利用方法・日数・料金
パパが確認すると助かる、時間と移動の段取り
同じ日帰りでも、横浜市の8時間、川崎市の6時間・90分、相模原市の2時間以内では過ごし方が違います。授乳相談が目的なのか、食事をとって横になりたいのかを先に聞いてみましょう。移動時間を含めて送迎を引き受け、上の子の予定や帰宅後の食事まで整えると、ケアを受ける時間を確保しやすくなります。
パパが進める、申請前の5つの確認
- 本人の希望:休息、授乳相談、育児の練習など、ママが受けたい支援を聞く。
- 対象条件:住民登録、利用日の月齢、里帰り・転居予定、施設の受入条件を窓口に伝える。
- 申請の順序:事前承認、利用票、面談が必要かを確認してから予約する。
- 総額と持ち物:減免後の金額、食事代、追加料金、キャンセル期限、必要な券や手帳を整理する。
- 当日の分担:送迎、上の子の世話、家の食事や洗濯まで引き受け、利用後も休めるようにする。
「調べておいたよ」と情報だけを渡して終わらず、本人の同意や面談が必要な部分を確認しながら、書類整理や日程調整を分担しましょう。話し合いには週1回10分の夫婦の作戦会議も使えます。
よくある質問
近隣の市町村の安い料金で利用できますか?
助成する自治体と施設の所在地は別です。住民登録のある自治体の対象者・委託先・申請条件で確認します。里帰り先での利用を希望する場合も、予約や支払いの前に窓口へ相談してください。
この記事に載っていない市町村は制度がありませんか?
掲載の有無は制度の有無を示していません。お住まいの市町村の母子保健担当・こども家庭センターに「産後ケアを利用したい」と相談し、対象月齢、利用先、自己負担、予約手順を確認してください。
訪問型なら掃除や料理もお願いできますか?
産後ケアの訪問は助産師等によるケアや育児相談が中心です。家事支援や子どもの預かりを希望する場合は、その希望を窓口に伝え、ヘルパー・一時預かりなど別の制度も確認しましょう。
出典は各比較表・本文の自治体公式リンクです。施設の受入状況や料金は変わる場合があります。申込前に利用日時点の条件をご確認ください。

